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ファームウェア

id:syuu1228さんとのやり取り(id:n7shi:20091216)の流れで注文したMIPS NetBook(EMTEC Gdium Liberty 1000)が届きました。

  • 写真(箱から出したところ)
  • 写真(付属品など)

ハードディスクはなく、USBメモリからOSを起動して使用します。付属のUSBメモリWindowsマシンにつないだら普通に認識しました。

あまり時間がなかったので、Linuxは起動せずにUSBメモリをフォーマットして、ファームウェアをいじってみました。

付属DVD

付属のUSBメモリは、付属のDVDでLinuxがプレインストールされた初期状態に戻せます。DVDにはWindows用のイメージ書き込みソフトが入っていますが、gz圧縮されたディスクイメージ(img_20090124_16G.raw.gz)を書き込んでいるだけなので、他のOSではddで書き込めます。

PMON2000

起動してロゴが表示されたらすぐに[Del]を押すとファームウェアに落ちます。

BEV in SR set to zero.
PMON> 

PMON2000というオープンソースファームウェアです。

GdiumのWikiに使い方がまとめられています。

このWikiのロゴはOLPHとなっていますが、何のことかと思ったらトップページに説明がありました。

OLPH or “One Laptop Per Hacker” is a project dedicated to hacking on the Gdium.

OLPCをもじって、ハッカー向けでOLPHということみたいです。こういう遊び心は個人的に好きです。

バイス

デフォルトでファームウェアから認識されるデバイスUSBメモリNIC(有線)です。

PMON> devls
Device name  Type
usbg0        DISK
rtl0         IFNET

rtl0はPCでもおなじみのRealtek 8139(通称:蟹)のようです。

shiitake

WindowsマシンでUSBメモリFAT32でフォーマットしてからshiitakeをコピーして、Gdiumに挿して起動を試みました。

PMON> load /dev/fat/disk@usbg0/shiitake
Loading file: /dev/fat/disk@usbg0/shiitake (elf)
0x80000000/524 + 0x80030000/38168
attempt to load into mappable region
/dev/fat/disk@usbg0/shiitake: invalid file format

どうやら64bitでないと起動できないようです。64bitバイナリの作り方は後日調べようと思います。

【追記】32bitでも読み込めました。なぜshiitakeがダメなのかは調査中です。