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KaTeXのテスト

KaTeX のテストです。比較のため MathJax と並べます。

【2023.02.05】利用方法を変更してはてなブログとの干渉を解消しました。
【2020.04.02】forof を使用しました。
【2020.03.14】使用方法を追記しました。
【2020.02.04】MathJax 関連の仕様変更に対応しました。
【2019.12.05】行内の数式の注意点について追記しました。
【2019.11.23】KaTeX を 0.11.1 にアップデートしました。
【2018.08.06】KaTeX で TeX ソースを表示する方法にリンクしました。
【2018.08.03】はてなキーワードが独立した数式に干渉する問題に対処しました。
【2018.08.01】デリミタの記述順で発生していた不具合を修正しました。

目次

比較

MathJax では c=\pm\sqrt{a^ 2+b^ 2} です。
KaTeX では $c=\pm\sqrt{a^ 2+b^ 2}$ です。

MathJaxKaTeX
\displaystyle{x=\frac{-b±\sqrt{b^2-4ac}}{2a}}
x=\frac{-b±\sqrt{b^2-4ac}}{2a}
\displaystyle{f(x)=\frac1{\sqrt{2πσ^2}}\exp\left(-\frac{(x-μ)^2}{2σ^2}\right)}
f(x)=\frac1{\sqrt{2πσ^2}}\exp\left(-\frac{(x-μ)^2}{2σ^2}\right)
\displaystyle{i\hbar\frac∂{∂t}ψ=\left(\frac{(-i\hbar∇)^2}{2m}+V\right)ψ}
i\hbar\frac∂{∂t}ψ=\left(\frac{(-i\hbar∇)^2}{2m}+V\right)ψ
\displaystyle{rC=\frac{∂C}{∂t}+\frac12σ^2S_t^2\frac{∂^2C}{∂S_t^2}+rS_t\frac{∂C}{∂S_t}}
rC=\frac{∂C}{∂t}+\frac12σ^2S_t^2\frac{∂^2C}{∂S_t^2}+rS_t\frac{∂C}{∂S_t}

上から二次方程式の解の公式正規分布シュレーディンガー方程式ブラック–ショールズ方程式です。👉取得方法

はてなブログでの KaTeX の使用方法

ブログの設定(ヘッダのカスタマイズなど)はデフォルトのまま、KaTeX 関係をベタ書きしただけで使えます。

※ テスト用の簡易的な使用方法です。本格的に使うのであれば、ブログの管理画面を開いて「設定 → 詳細設定 → <head>要素にメタデータを追加」でカスタマイズした方が良いでしょう。カスタマイズには一定の知識が必要となるため自己責任でお願いします。

CC0

行内の数式は `$$` で囲みます。

【例】$x^2=y^2+z^2$$x$ について解けば $x=\pm\sqrt{y^2+z^2}$ です。

独立した数式は ```math-k``` で囲みます。

x=\frac{-b±\sqrt{b^2-4ac}}{2a}

機能

MathJax とはサポートされている機能が若干異なります。代表的な違いを挙げます。

  • \begin{align}\end{align} は使えません。サポートされているのは \begin{aligned}\end{aligned} です。
  • 日本語の文字(漢字や仮名)は \text{} で囲む必要があります。

KaTeX の振る舞いを調べるには以下の環境が便利です。数式メモとしても実用的です。

KaTeX のエラーメッセージを表示するようにしたため、どこが間違っているのか分かりやすいです。

MathJax では右クリックのメニューで TeX のソースが取得できますが、KaTeX にはその機能がありません。以下の記事ではそれに相当する機能を自前で実装しています。

参考

本家のドキュメントです。

以下の記事を参考にさせていただきました。

長い数式がサイドバーに重なることがあるため、デザインを調整する方法です。