子どもたちがOSS活動、プログラミング言語「Scratch」が開く未来
本当の意味でコンピュータリテラシーがあるというのは、つまりプログラミングができるということだ――。“パーソナル・コンピュータ”という概念の生みの親で、先進的なプログラミング言語「Smalltalk」やGUIというインターフェイスの開発者としても知られるコンピュータ科学者のアラン・ケイ博士は、そう言い切る。コンピュータに囲まれて育ったわれわれの子どもたちは、コンピュータリテラシーを持つ初めての世代になるだろう、と。
非常に共感します。これと対極で「プログラミングが必要なのは環境が整備されていないから。整備されればユーザーは開発などせず、既製品を道具として使うだけ。」という意見がありますが、閉塞感を感じます。
上記の記事ではScratchというビジュアル言語が紹介されていますが、この方向性にも共感します。最終的には教育に行き着くということもよく分かります。自分が何かやるときも、初心者への分かり易さという視点は忘れないよう心掛けています。初心者に分かり易いものは、自分にも、上級者にも分かり易いからです。
究極的には、プログラミングは自然言語による対話の形式を取ると考えています。プログラミングに限らず、検索や作文などもそうなるでしょう。そこまで行き着いてようやく万人向けと言えます。そのためには人工知能が必要です。可能であればそれを自分の手で切り開いてみたいものです。