各種OSでVirtual PCとVMware Playerの速度を比較してみました。計測したマシンではVMware PlayerでAMD-Vを有効にできません。各OSでの処理は異なるためOS間の比較に意味はなく、同一OSでのVM間の比較が目的です。
- Windows XP SP3, Athlon 64 X2 3800+, Virtual PC 2007 SP1, VMware Player 3.0.1
- FreeBSD, NetBSD, OpenBSD, DragonFly BSD: i386 GENERIC カーネルの make depend
- MINIX: カーネルの make image (id:n7shi:20100127より再掲)
Virtual PCの問題点
速度的にVirtual PCはMINIX以外で完全に負けていますが、それ以外にも色々な問題がありました。VMware Playerでは問題ありません。
- FreeBSD: AMD-Vを有効にすると、計測中にハングします。
- NetBSD: timeコマンドのuserとsystemの値がマイナスになります。
- DragonFly BSD: timeコマンドの結果がreal, user, systemともにおかしくなります。そのため手動で計測しました。
今回計測したOSのうちVirtual PCが有利なのはMINIXだけです。