Copilot (Bing AI) で音声による入出力と言語の切り替えを説明します。
目次
読み上げ
Gemini(旧 Bard)には回答を音声で読み上げるアイコンがあります。
【2024.01.31 追記】Copilot にも同様のアイコンが追加されました。
音声で入力すれば、アイコンを押さなくても自動的に回答を読み上げてくれます。
- 音声入力後に数秒の間を空けると、入力が送信されて回答が始まります。
- 送信される前に入力欄をクリックすればキーボードでの編集が可能です。ただし自動での読み上げはできなくなります。(後でアイコンから読み上げることは可能)
言語
音声での入出力は学習に応用できます。ただし音声入力では認識できる言語が固定されるため、言語を切り替える必要があります。
記事執筆時点(2024 年 1 月 22 日)では、Copilot での言語切替は簡単にはできませんが、Bing AI では簡単にできます。
※ 両者は実質的に同じで履歴も共有されますが、言語切替など一部の UI に違いがあります。
Bing AI での手順を示します。
右上の「☰」アイコンをクリックして、プルダウンメニューから「言語」をクリックします。
言語一覧から選択します。
「その他の言語を表示する」をクリックすれば、更に多くの言語が表示されます。
言語を切り替えれば、その言語での音声入力と読み上げが可能となります。フランス語の例です。
日本語には 1 クリックで戻せます。
Bing で言語を切り替えても Copilot には反映されません。日本語は Copilot、外国語は Bing という使い分けが可能です。
言語学習
理屈の上では、読む・書く・聞く・話すの練習ができます。会話という程スムーズではないかもしれませんが、工夫すれば色々な使い方ができます。いくつかヒントを書きます。
- キーボード入力では言語が縛られません。日本語で質問して「○○語で回答してください」のように指示できます。
- 慣れない言語で作文するのが難しい場合、発音練習を兼ねて質問の候補を自分で読み上げれば良いでしょう。
まったく知らない言語をこれだけで覚えるのは難しいかもしれませんが、基礎的な知識があれば練習台として使えそうです。自分でも色々と試してみます。
関連情報
日本語で入力して、英語で検索して、結果を日本語で出力するテクニックです。言語ではなく地域を切り替えて、プロンプトで指示します。言語学習ではなく実用目的です。
Microsoft Copilot (旧Bing Chat) のTipsとして
— Hirosato Gamo | AI Cloud Solution Architect (@hiro_gamo) 2024年1月19日
モード:厳密
地域:米国
Prompt:英語で検索クエリを作成し、回答は日本語で出力して
みたいにやると海外のサイト引っ張ってきて、GPT-4使って勝手に調査して回答してくれるから日本人IT屋には非常に便利よ。 pic.twitter.com/m4PTBj6KDz