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読み上げドイツ語入門 (5) 動詞・直説法

Web Speech API による読み上げを利用した語形変化中心のドイツ語入門です。

シリーズの記事です。

目次

概要

動詞変化のパターンを耳に慣らせます。

読み上げ

音声の再生は環境に依存します。Edge(推奨)と Chrome はデフォルトでオンラインのエンジンが利用できます。その他の環境では以下を参照してください。

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音声合成の利用方法など技術面に関しては、以下の記事を参照してください。

動詞

ドイツ語の辞書で動詞は不定詞が見出しに載っています。

  • 不定詞の語尾は -(e)n です。
  • 不定詞を文章の形で例示するため、助動詞 können(英 can)を使用します。
    • Ich kann sein.

人称ごとに、直説法の現在・過去・現在完了の順に並べます。

  • ドイツ語では過去形は主に文章で使用され、会話ではあまり使用されません。
  • ドイツ語では現在完了の表す範囲が英語より広く、会話では過去の意味でも現在完了を使用します。
  • ドイツ語では状態や移動の自動詞で現在完了に助動詞 sein を使用します。
    • 今回の例では sein, gehen, kommen, rennen です。
  • 例文では過去形を明示するため英 before, 独 vorher を添えます。
    • 英 before の fore と独 vorher の vor は同語源です。

過去分詞には接頭辞 ge- が付きます。

大まかに英語の不規則変化動詞がドイツ語の強変化動詞、英語の規則変化動詞がドイツ語の弱変化動詞に対応しますが、完全には一致しません。

  • 今回の例では machen, sagen, lieben が弱変化動詞です。
  • 英語では make, say が不規則変化ですが、ドイツ語では弱変化です。

綴りの対応を示します。厳密には様々な条件がありますが、目安として表面的な指摘に留めます。

  • 英 th, 独 d
    • think, 独 denken
  • 英 d, 独 t
    • do, 独 tun
    • drink, 独 trinken
    • 英 had, 独 hatte
    • 英 loved, 独 liebte
  • 英 t, 独 s
    • 英 eat, 独 essen
  • 英 gh/k, 独 ch
    • 英 thought, 独 dachte
    • 英 make, 独 machen
  • 英 v, 独 b
    • 英 give, 独 geben
    • 英 love, 独 lieben
  • 英 y, 独 g
    • 英 say, 独 sagen

単数

1 人称

2 人称

3 人称

複数

1 人称

2 人称

3 人称

まとめ

全体を通して聞くのにご利用ください。

洪水のように流れていきますが、不定詞・現在形・過去形・過去分詞に集中して聞き取ることをお勧めします。